用語:TOB(株式公開買い付け制度)
種別:資産運用
TOBとは、「Take Over Bid」の略称で、ある企業の経営権の取得や買収などを目的に株式を大量に購入したい場合に、新聞広告などを利用して買い付け株主・価格・期間を公告し、取引所有価証券市場外での株の買い付けを行うことで不特定多数の株主に一挙に株式を取得させる方法のことです。主に企業買収の際に利用されますが、それ以外にも、企業が自社株を購入する(MBO)場合に使うこともあります。市場で大量に株を買うと株価が上昇しますが、TOBの場合は、公表した買付価格で買うことができるため、資金計画が容易になります。また期限までに買付予定数の株式が集まらなかった場合は、株券を返却してキャンセルすることも可能です。対象となる企業の賛同を得てから行う友好的TOBと、賛同を得ずに強引に買収する敵対的TOBがあります。日本では、証券取引法により、株主総会で合併あるいは定款変更など重要事項の特別決議の拒否が可能となる3分の1超の株式を市場外で取得する場合に強制的にTOBが適用されていましたが、3分の1超の株式を取得する場合は、市場の内外に関係なくすべてにTOBが義務づけられるという金融商品取引法が2006年6月7日に成立しています。