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CFD取引にネット証券大手が参入

ネット証券大手のSBI証券は、CFDのサービスを16日から開始すると発表した。まずはインターネット取引口座を持つ既存客を対象に口座開設の受付を行い、3月18日より取引が可能になる。

 CFDとは「Contract for Difference」(差金決済取引)のこと。差金決済とは投資対象となる資産を実際に保有することはなく、取引が終了した時に売買した価格の差額(差益・差損)だけをやり取りして終了する取引のことだ。

 CFDには、世界各国の市場の株式・指数・商品・債券・金利など、さまざまな投資対象商品があり、日本でも近年普及しているFX(外国為替保証金取引)と同様に「レバレッジ」という仕組みを利用すれば、投資家は元手の何倍もの規模の取引が可能になるのが特徴だ。

 CFDはもともと海外の機関投資家などの限られた投資家のみに利用されていたが、対象となる金融商品の知名度が高いことや、インターネット取引の普及、個人投資家向けシステムの導入等により急激にそのシェアを拡大し、いま英国では取引所取引の売買代金の約3割がCFDのカバー取引等によるものともいわれている。

 日本でもひまわり証券や内藤証券、上田ハーローが近年に参入し、株式やFXに次ぐ人気金融商品への成長の期待が高まっているが、「実際に取引しているユーザーはまだごく少数で、普及も進んでいない」(市場関係者)というのが実情だ。不景気の到来で金融市場は冷え込んでおり、CFDに関しても投資家はまだ様子見の段階だ。

 ただしネット証券大手のSBI証券が、格安手数料でサービスを提供することで、風向きが変わる可能性もある。同社のCFD取引では手数料無料(0 円)で世界各国の株価指数CFD14銘柄、株価指数先物CFD23銘柄、商品CFD6銘柄への分散投資が可能になるということで、国内のCFD市場が広まるきっかけとなるか注目される。


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