29日に発表された野村ホールディングスの2008年4―6月期連結決算(米国会計基準)は、海外の不安定な金融市場の影響を大きく受けた結果となった。
収益は2579億円で前年同期の6466億円から60%減、最終損益も766億円の損失を計上し、前年同期759億円の黒字から一転、多額の赤字に陥った。主な原因としては、サブプライムローン問題が引き起こした米国を中心とした信用収縮・景気後退懸念によって、金融債務のみを対象にした保証事業を行う金融保証会社(モノライン)である欧米企業との取引に関して約630億円の大幅な損失を計上したことがあげられる。今回の決算は、日本の大手金融機関が、海外での金融市場の混乱に大きく影響を受けた事実が反映された結果となっている。