ビール酒造組合は15日、4月のビール市場(ビール・発泡酒・第3のビール)レポートを発表した。4月は3月の価格改定による仮需の影響もあり、前年比88.7%となった。
4月は花見や新人歓迎会などのイベントもあり、アルコールを飲む機会は多いはず。しかし今年は業界関係者の期待通りとはいかなかったようだ。この背景には昨今の世界的な原材料価格の高騰により、キリンやアサヒ、サッポロなどの各社が18年ぶりにビール類の値上げに踏み切ったことで、3月までの値上げによる駆け込み需要の反動があったようだ。
昨年来、ビール類の主原材料である麦芽、とうもろこし等の副原料だけでなく、アルミ缶資材、ダンボールカートンの価格まで上昇していることから各社の値上げはいたしかたのないことだ。しかし一般消費者にしてもあらゆる食材が高騰している現在のような状況では、嗜好品として捉えられるビールは贅沢なものとして距離が生じているようだ。